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海外旅行を検討されている方へ〜パーキンソン病お薬の準備〜

世界中のパーキンソン病当事者、家族、研究者などが多く集まる、世界パーキ

ンソン病コングレス( Wold Parkinson Congress )が、2026 年 5 月 24〜27

日に行われます。

もし、海外旅行に行く場合、準備を入念に行う必要があります。今回は、日本

から海外に持ち出す薬について、主な注意事項をお話しします。


1.英文の診断書


海外旅行に行く時は、事前に、必ず主治医に伝えましょう。渡航先によって

は、入国審査の時に、書類の提示を求められることもあるので、医師が書いた

英文の診断書を準備しておきましょう。


2.医薬品は病院や薬局でもらった容器のまま持っていこう


普段、日本国内では病院から処方された薬を、ピルケースなどに移す方も多い

かもしれません。

錠剤が入っている PTP シートの裏面に薬の商品名(表記例:MADOPAR L50

等)が書いてあります。どのような医薬品か確認する手掛かりになるので、別

の容器に移し替えるタイミングをよく考えましょう。

粉薬や複数の薬を一包化されている場合は、ぱっと見では判断できないため、

事前に医師や薬剤師に相談する必要があります。

市販薬を海外に持ち出す時は、薬局の薬剤師に相談してみてください。英語の

説明書をもらえることがあります。

渡航先の国によっては、日本から持ち出した薬の成分が禁止されているケース

もあるようです。もし可能なら、禁止成分が入ってないものに変えれるか、医

師や薬剤師に相談するのもありです。


3.持っていく薬は手元に持っておく


航空機に乗って、移動する時、薬を必ず手元に持っていて下さい。もしも、ス

ーツケースに薬を入れて航空会社に預けると、目的地に到着するまで取り出せ

ません。

私は、WPC2023 の開催地バルセロナまで、2 本航空機を乗り継いでいくこと

に。途中、乗り継ぎの空港で嵐に見舞われ、一緒に持って行った歩行器は出し

てくれましたが、スーツケースは手続きが面倒になるため、出してくれません

でした。

航空機の遅延、欠航のことを考えると、手元に薬を置いておくのが安全です。


終わりに


医薬品持ち出し・持ち込みについて、さらに詳しい注意事項は、参考リンクにあります

ので、確認をお勧めします。


参考リンク

・厚生労働省 「海外渡航先への医薬品の携帯による持ち込み・持ち出しについて」


関連リンク

パーキンソン病のお助けノート PD Note Help

「海外旅行時の服薬管理をする方法」

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