宿泊先を選ぶ時に、ユニバーサルルームという選択肢が新たにできました。各ホテルに 1〜
2 部屋くらい用意されています。ただ、ユニーバサルルームであっても、「うーん、ここがもうちょっと工夫が必要だね...」と思うところもあったので、そこも踏まえて、お話ししていきます。
ユニーバサルルームの予約時に注意すること
例えば、毎年秋に東京ビックサイトで国際福祉機器展が開催されます。海外や国内の福祉機
器が一堂に会する滅多にないチャンスのため、多くの方がお越しになります。会場周辺のホ
テルもユニバーサルルームも予約がとられてしまうので、行くのが決まったら、早く部屋を
押さえたほうがいいです。
また、ホテルの予約サイトによっては、間取り図や 360 度のお部屋が見ることができるよ
うになっています。サイトを見てもわからないことは直接、問い合わせることをお勧めしま
す。
私が実際に困った例を挙げます。あるホテルのサイトには、ユニバーサルルームの間取りが
丁寧に掲載しており、お風呂はなく、シャワーのみのお部屋でした。間取りにすると、以下
の図のようになります。
水回りがいっぺんに集めてあるのは、良かったのですが、シャワー・リンスがどこにあるの
かわかりませんでした。シャワーブースを探しても見つけきれず、薬の効果が切れて危なく
なって来たので、捜索を断念。数時間後に⻭磨きをしに洗面台へ行くと、洗面台のそばにシ
ャンプーとリンスが置いてあったのです。シャワーブースにあるのが通常なのに、「なぜ、
ここに置くの?」と泣きたくなりました。
ユニバーサルルームと言っても、使える設備がホテルによって違うので、気になることはど
んどん聞いてみてください。ホテルのスタッフも当事者に質問されて、初めて気づくことも
多々あります。ぜひ、気軽に問い合わせて聞いてみましょう。
“パーキンソン病のお助けノート PD Note Help“で取り扱った記事
誰でも安心して宿泊できるところ
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